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効果的な教え方

 

記憶についてのコツ

 

1)    記憶に残る時間的な場所(講習時間が何時間か知っている場合)

 

   keiretu.jpg

 

(ア)    一番記憶に残る場所は最初

(イ)    次に記憶が残る場所は最後

2)    示される記憶材料量が少なく新しい事

(ア)    限られた時間内で教えなくてはいけない

(イ)    いろいろ教えてしまうと盛りだくさんになる

(ウ)    従ってポイント(胸骨圧迫のみ)を押さえる

3)    積極的にリハーサルされる事

(ア)    記憶の王道

(イ)    繰り返し繰り返し体験してもらう

4)    意味が重要・重大であること

(ア)    これは重要ですよ(せいぜい3つ)

(イ)    なるべく小さな声で

(ウ)    家族に心配な人がいる場合動機付け不用

 

学習とは・・・(なんらかの)経験によって生じる比較的永続的な行動の変容

 

レディネス(学習の準備性)の確認

68+73ができるか?

8+ 3ができるか?

上記繰り上げ計算ができない場合、2+3から始める(胸骨圧迫のみ・急がば回れ)

 

@記憶(記憶しているだけではだめ)

人間はどのように記憶を蓄えるか?

1)    感覚情報貯蔵

五感を駆使された情報のみが記憶される

【注意入力】注意を払わないと記憶されない(目の前にあってもわからない)

例)茅ヶ崎市消防署4階講堂には何本の蛍光灯があるでしょうか?

2)    短期記憶

例)電話番号

3)    長期記憶(基本的に頭の中に残る・残留記憶)

長期記憶するには何らかの工夫が必要

【繰り返し】

強力な記憶の王道・リハーサル法(但し、エコー《記憶違い》が生じる)

【語呂合わせ】

1192作ろう鎌倉幕府

【視覚化する】

パソコンの画像データはテキスト文章より情報量が豊富

 

A      技術練習

1)    高原(プラトー)現象

 

   purato.jpg

 

技術は階段状に伸びていく(技術の再体系化)

例)初めてスキーをした時は技術の寄せ集めで伸びただけ

2)    部分練習か全体練習か?

まず全体練習(途中で止めない)

ア)傷病者発見から胸骨圧迫まで行う

イ)胸骨圧迫からAED(再圧迫まで)

→ つまずいた箇所は重要な所だけ部分練習

3)    集中練習か分散練習か?

集中練習・・・スキー、英会話

分散練習・・・本人たちが心理的に難しいと思っている課題

4)    示範と解説(言語化の効果)

示範=技術練習させるには良いお手本を見せる(ビデオも可)

良いモデル、イメージがあると、人間は近づこうとする

但し、見る人によってとらえ方(受け取り方)が違う場合もあるので

とても大事な伝えたい点のみは言語化する

5)    フィードバック効果(結果の知識)

何かをしたら本人に良いかどうか早く知らせる

なぜなら早ければ早い程自分の行動を変える事ができる

その際、本人に分かるように具体的に言う

但し、否定的な意見ではなく肯定的に(このようにしたらもっと良いですよ)

また、わざわざ悪い展示を見せる必要も全くない

6)    評価基準(勇気付けが大切)

学習し始めはどんな些細な事でも(ちょっとでもできたら)褒める

人によって評価を変えてもかまわない(一定の評価でなくても良い)

 

ローゼンサールの実験

著名な教師が突然さまざまな他の小学校へ行き、担当の教師だけを呼びました。

「きっとあの子とあの子は1年後素晴らしく成績が伸びますよー」と言いました。

それぞれの教師のみが知っているのみで、生徒は全く知らない事です。

1年後各小学校へ行ってみると本当に伸びていた。

─────教師の期待効果(ピグマリオン効果)─────

教師の期待度が上がったことにより生徒をより以上に観察できた

それにより生徒が努力し成績が伸びた

期待は現実になる!?!?!

 

 

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