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成人に対するAEDを用いた心肺蘇生法実施に伴う呼称要領

 赤文字は受講生に必ず言っていただく項目

 

傷病者発見から接近

「傷病者発見」「周囲の状況良し」

反応の観察

「反応の確認」

「もしもし、大丈夫ですか? もしもし? もしもし?」

「反応なし」

大声で助けを呼ぶ

(119番通報)

(AED搬送依頼)

「誰か来て下さい! 人が倒れています」

(来た人に対して)

「あなたは119番通報お願いします」

「あなたはAEDを持ってきてください」

「誰か心肺蘇生できる方は協力してください」

気道確保

「気道の確保」

呼吸の観察と

心肺蘇生開始

「呼吸の確認」

「見て、聴いて、感じて、4、5、6、7、8、9、10」

「正常な呼吸なし」

人工呼吸

「人工呼吸」

胸骨圧迫

「胸骨圧迫」

「1、2、3・・・10」「2、2、3・・・20」「3、2、3、・・・30」

AED到着と

心肺蘇生中断

(心肺蘇生を継続しながら)

「あなたAED使えますか?」→「使えません」

「心肺蘇生はできますか?」→「できません」

「わかりました」(心肺蘇生を中断し、AEDを受け取る)

*「AEDを使える」または「心肺蘇生ができる」場合は行ってもらう

電源を入れる

「まず電源」

電極パッド装着

(パッド装着のメッセージが出てから、服を脱がせる前に)

「服を脱がせますよ」(反応がない傷病者へ声をかける)

「パッド装着」

解析

(解析メッセージが出てから)

「心電図を解析中です。みなさん離れて!

除細動実施

(ショックメッセージが出てから)

「電気ショックを行います。みなさん離れて!」

「通電」

心肺蘇生再開

(メッセージが出てから)

「心肺蘇生再開」(胸骨圧迫から開始する)

*ガイドライン2000仕様の器機で解析後ノーショックアドバイスが出た時は直ちに胸骨圧迫を実施する

 (呼吸や脈拍の確認メッセージには気をとめない)

*反応がない傷病者に電極パッドを貼る際、声をかける理由は・・・

 「傷病者への気配り」と周りの人に理解してもらうため

*心肺蘇生法を中止してよい条件はテキスト13ページに記載の通り


*課長さんのコメント(2006.11.15)

ガイドライン2005では、色々な面で蘇生法が簡素化されています。

例えば循環のサインの確認は省略されています。言い換えれば呼吸の有無の確認によって胸骨圧迫心マッサージを行うか否かの確認をしっかり行わなければならないと言う事になります。

簡素化された分、しっかりした観察、手技が必要となります。

くどいようですが、基本に戻って指導にあたってください。

 

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